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子どもの笑顔は最強だよねって話

  • 執筆者の写真: るび 星乃
    るび 星乃
  • 2024年1月29日
  • 読了時間: 2分

つい先日、少し遠出をする機会がありまして初めて来た場所だからということもあって散歩をしていたんです。


その時、とある公園にて4人組の小さな男の子たちが揃いも揃って木を見上げていたんですよ。


何だろう?と思って子どもたちに倣って木を見上げてみたんです。


すると、そこには子供の中の誰かのであろう”マフラー”が引っかかっていました。


状況から察するに、風に飛ばされたマフラーが取れなくて困っているのだろうと思い声を掛けたら案の定その通りで、見過ごすこともできないのでマフラーを取ってあげました。


子どもたちはキャッキャと喜びながら「ありがとう」と言ってくれて、僕の気分は高揚していました。


すると、一人の子が「お礼をあげる」とどこかに消え、お礼までくれるなんてなんていい子なんだと考えていたんです。


どのようなものが出てくるのかとワクワクしていたら、子どもが持ってきたのはバカみたいに汚い漫画雑誌でした。


おそらく、そこら辺の森の中にでも落ちていたのでしょう。正直、まごうことなきゴミでしたのでいらなかったのですが、それをこちらに差し出す子どもたちの目と笑顔が純真無垢すぎるんです……


そんな子たち相手に「いらないよ」とか「気持ちだけでありがたいよ」など言えず、半ニヤケ面で「ありがとうね~」とゴm…漫画雑誌を受け取りました。


その後、子どもたちの目の届かないちょうどいい位置にあるごみ箱を巡って、汚れた漫画雑誌を手に10分以上見知らぬ町を歩いたのは言うまでもないでしょう。




〈余談〉漫画雑誌を受け取って公園を去った後、子どもたちの「イエーーーイ!!」という声が聞こえたのですが、もしかしたら僕は”お礼”と騙されて、ただゴミを渡されて面白がられていたのでしょうか?

 
 
 

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​明原星和の魔法瓶。

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